失敗したとき、誰かに迷惑をかけたとき、
「自分が悪い」とすぐに思ってしまう。
そんな自分を責める癖、あなたにもありませんか?
この記事では、その癖を少しずつ手放すためにできる
日常の中の小さなトレーニングを紹介します。
この記事でわかること
- なぜ自分を責める癖がつくのか
- 責めることで得られていた“安心感”
- 「思考の癖」を書き出してみよう
- セルフコンパッションで思いやりを向ける
- 「責めそうになったとき」の具体的対処法
なぜ自分を責める癖がつくのか
子どものころから「ちゃんとしなさい」「迷惑をかけないように」と言われて育つと、
自然と「失敗=悪いこと」という思い込みが生まれます。
その結果、誰かが困っていたり怒っていたりすると、
無意識に「自分のせいかも」と思ってしまうのです。
責めることで得られていた“安心感”
実は「自分を責める」ことで、
・反省しているように見える
・他人を守れる気がする
という一種の“安心感”を得ていた可能性があります。
でもそれは、自分の心をすり減らす方法でもあるんです。
「思考の癖」を書き出してみよう
責める癖をやめる第一歩は、「自分がどんなときに責めているか」を知ること。
- 例1:「ミスした → 役に立てない自分は価値がない」
- 例2:「返信が遅い → 嫌われたのかもしれない」
思考のパターンを“見える化”することで、思い込みに気づきやすくなります。
参考:日本認知・行動療法学会
セルフコンパッションで思いやりを向ける
「セルフコンパッション」とは、自分に対しても思いやりを向ける姿勢のこと。
「失敗してもOK」「そんな自分も大丈夫」と、
自分を責める代わりに“抱きしめてあげる感覚”を持ってみてください。
参考:Self-Compassion by Dr. Kristin Neff
「責めそうになったとき」の具体的対処法
- 「その考えは本当に事実?」と自問する
- 親友が同じことをしていたら、どう声をかけるか考える
- 過去の成功体験を3つ書き出してみる
このように、責めそうになった瞬間に“視点を変える”ことで、
その習慣は少しずつやわらいでいきます。
まとめ
自分を責める癖は、長年染みついた“反射”のようなもの。
でも、それをやめても大丈夫だと気づけたとき、
少しだけ心が軽くなります。
まずは今日、ひとつだけでも
「責めなかった自分」にOKを出してみてください。