電話が苦手な日の代替プロトコル(チャット/メール)
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だいぶ昔にホリエモンが
「電話は嫌い!俺一切でないもん!」みたいなことを言っているのを
youtubeかなんかでみて、
「お?」
と思って話を聞いていると、
「電話=相手の時間を強制的に奪う(=同期コミュニケーション)」
だから嫌い
といった趣旨のことをいっていて、
当時学生の僕としては、
うまく言葉にできなかったモヤモヤを言語化された気がして、
「それな」以外の言葉が見当たらなかったくらい
共感したのを覚えています。
できれば基本連絡はチャットで欲しくないですか?
(逆に話したい人とは対面で会いたい!)
今日は「極力チャットでしてよ!」っていう話をしようと思います。
さて、
社会に出て働いている僕ですが、
家でスプラトゥーンやってる時は
電話なんて出れないですし、
折り返しも、まずしたくありません。
メールやチャットであれば
試合の間の細切れの時間で返信できますが、
こっちはレート上げに「集中」してるんです。
ただ、仕事中はそうはいきません。
緊急性が高い要件は電話で飛んできます。
今日中の意思決定を要したり、
トラブルが発生して一刻も早く解消しなきゃいけなかったり。
それはそう。
ただ、
「電話のほうが楽だから」みたいなのは
一定減らせると思っていて、
良き平衡点がありそうな予感がしています。
さて、今日は僕が実際に「電話しないで…」っていう日に使っている、
社内で角を立てずに
電話→メールやチャットでの会話を促す
tipsを共有できればと思います。
この記事でわかること
- 電話よりメールやチャットの連絡が理にかなっている理由
- すぐ使えるチャット/メールのテンプレ(社内・社外)
- 「電話を求められた時」のやんわりとした切り返し文
なぜメールやチャットで“非同期化”が理にかなっているのか
- 認知負荷が下がる:音声で要件を捌くより、文字で順番に処理した方が負担が軽くなります。
- ログが残る:決定事項と前提が文字で残り、言った/言ってないが減ります。
- 時間の箱に入れられる:着信は“今すぐ”ですが、チャット/メールならまとめて処理できます。
解決策(3ステップ)
① “今日は非同期”の切り替えサインを用意する
- 目的:相手に不快感を与えず、自然に文字連絡へ誘導すること。
- 事前準備
- ステータス表示:Slack等のステータスに「本日はチャット優先(折返し可)」
- 署名の一文(メール):
本日は会議対応のため、文字での連絡を優先しています。要点をいただければ、○時までに必ず返信します。
- 受け流し文(社内)
- 「要件を整理したいので、可能であればチャットにて3点送っていただけますと幸いです。確認次第、○時までに返します。」
- 受け流し文(社外)
- 「恐れ入ります。要点(目的/期日/必要資料)をメールで頂ければ、本日中にご回答いたします。」
② テンプレで“要点→選択肢→期日”に整える
- 原則は以下3行だけにする意識でやっています。
- 目的:何を決めたいか(1行)
- 選択肢:A/Bの2択に絞る(1行)
- 期限:いつまでに返事がほしいか(日時で)
チャットの型(社内向け)
- トピック:画像の最終案、どちらで公開すべきか?
- 目的:A/Bのどちらで公開するか決めたいです
- 選択肢:A 既存の青版 / B 新しい白版
- 期限:本日 17:00 までに A/B で返信お願いします
- トピック:明日の打ち合わせ、時間の希望は?
- 目的:開始時刻を決めたいです
- 選択肢:A 10:00–10:30 / B 10:30–11:00
- 期限:今日 15:00 までに A/B でお願いします
メールの型(社外向け)
- 件名:[確認のお願い] 納品形式のご希望(A/B)
- 目的:納品形式の決定
- 選択肢:A mp4(一般的) / B mov(高画質)
- 期限:明日 12:00 までに A/B でご返信ください
- 件名:[日程確認] 初回ミーティングの候補(A/B)
- 目的:初回ミーティングの日程の確定
- 選択肢:A 9/30(月) 14:00–14:30 / B 10/1(火) 10:00–10:30
- 期限:本日中に A/B でご回答いただけますと幸いです
使い方メモ
- 置き換えるのは目的/A・B/期限の3か所
- 迷ったら A=最短・簡易 / B=標準・ていねい にしておくと選びやすい
③ 合意事項を“1行以内”でまとめる
- 目的:やり取りの最後に決定の一文を置き、認識ズレを防ぎます。
- 例文(社内)
- 「決定:B案で9/30公開。担当:佐藤/素材〆切:9/27 18:00」
- 例文(社外)
- 「合意事項:Aで進行、9/30先行納品(簡易テロップ)。最終版は10/3。」
相手別・やんわり切り返し文
上司向け
- 「口頭だと抜けが出そうなので、3点だけチャットで送ります。10分後に要点まとめて返せればと!🙇♂️←このニュアンス大事」
同僚向け
- 「いま手が離せないので、要点(目的/期限/希望案)だけチャットください!🙇♂️14:30頃にまとめて返信しますできればと!🙇♂️」
社外向け
- 「会議続きのため、弊社都合で恐れ入りますが、失礼します。目的/期日/必要物をメールで頂ければ、本日中にご返信します。」
つまずき別リカバリー
- 「電話の方が早いでしょ?」
→「確認事項が複数あるため、文字の方が正確に進められます。恐れ入りますが、念のためチャットにて要点だけ頂けますと幸いです🙇♂️○時までに返します。」 - 既読がつかない/返事が遅い
→件名に【要返信○/○】を付け、本文先頭に選択肢A/Bを置く。期限を明記。時刻で明記。 - 緊急性が高い 電話に出なきゃいけない
→受けたら1分で要点を取り、その場で要約をチャットに流す(「要約:A/B/C。決定:Bで」)。
まとめ
チャットやメールなどの“非同期の連絡”は、声や瞬発力の一過性ではなく、より構造と見える化で進められるコミュニケーション方法です。
脳内リソースの負担を下げるだけではなく、決定のログが積み上がって再利用できる利点もあります。
上記全てを実践するのは現実的ではないかもしれませんが、
取り入れらるところだけ取り入れてみて、
連絡を自分のペースに戻しましょう。
それでは今日はこの辺で!