以前から交流のある起業家さんとzoomで会話していた時のこと。
気がつけば3時間以上も喋っていました。
その中で強く感じたのは、サラリーマンという働き方がいかに大きなリスクを伴うものかということです。
その起業家さんも元サラリーマンでしたが、自分でお金を稼ぐ世界を体験すると、
もう二度とサラリーマンには戻れないと語っていました。
彼の話を聞いているうちに、僕も同じような思いを抱くようになりました。
サラリーマンとして働くことで得られる安定した給与。
しかし、その代わりに失われる自由や時間が大きすぎるのです。
たいていの人は、働く場所も時間も休む日も自分で選ぶことができず、毎日同じルーティンを繰り返します。
どれだけ努力しても、若くして月収100万円を超えるような夢は、サラリーマンを続ける限りほぼ実現不可能です。
さらに、サラリーマン生活は仕事に徹底的に縛られます。
「仕事があるから気軽に長期旅行に行けない」
「仕事があるからいつも早起きしなければならない」
「仕事だからどんな理不尽なことも我慢しなければならない」
など、自由が制限される場面は多々あります。
体調が悪くても休めない状況や、満員電車に揉まれる日々も避けられません。
僕自身も、サラリーマンとしての生活に縛られ、自由を失うことへの恐怖を感じていた時期があります。
とはいえ、当の僕自身がスキルアップのために広告代理店で1日8時間勤務している身ではあります。
ただ、会社で理不尽があったり、残業があったり、めんどくさそうなことがあったりしたら、
自分の都合でいつでも辞めたれの精神です。
会社員と副業の両立は簡単ではありませんが、
両方のメリットを活かしつつ、個人的には最も安定した働き方だと思っています。
ただし、先にも書いた通り、自分の仕事との両立が難航しそうになったらいつでも個人に戻ればいいやくらいに結構楽観的に生きています。
しかし一般的にはそういうわけにもいかないことがほとんどです。
特に恐ろしいのは「自由が手に入らない」ということです。
サラリーマンとしての働き方では、自由な時間を持つことが難しく、自己実現や趣味に費やす時間が制限されます。
僕は、定年後に残された少ない時間を楽しむよりも、今のうちにやりたいことを精一杯やりたいと考えています。
人生は一度きりで、いつ終わるか分からないからです。
日本人の労働に対する生真面目さは、ほとんど宗教的と言ってもいいくらいです。
多くの人が僕よりも多くの時間とエネルギーを労働に捧げています。
知り合いのサービス残業自慢を聞くと、身の毛のよだつ思いです。
もしそれだけのエネルギーを自分のビジネスに費やせば、どんなセンスのない人でも3年以内に月収50万円は達成可能だと信じています。
サラリーマンのメリットであるはずの「安定」も、今のご時世では揺らいでいます。
先日、定年間際に会社が倒産し、退職金を受け取れずに困窮したという方から相談を受けました。
同じように、会社に依存していると突然のリスクに対応できません。
しかし、自分でビジネスを持ち、複数の収入源を確保していれば、突然の収入停止リスクも回避できます。
僕自身、収入の柱を複数持つことでリスクを分散しています。
もちろん、自分でビジネスを行うには、これまで以上に頭を使う部分も多くなります。
誰かが細かく指示してくれたり、尻を叩いてくれるわけではありません。
これを嫌がる人もいるでしょう。
結局のところ、これは個人の選択の問題です。
人より少し頭を使って少ない労働時間で大きな収入と時間を得るのか、人に使われて労働に縛られた生活を白髪になるまで続けるのか。
僕は前者を選び、それに見合った行動を起こした結果、20代でそれなりの収入と自由な時間を享受することができています。
当然、後者を選ぶ人も多いでしょう。
大きな夢を見ず、何も考えずに働き続ける人もいます。
しかし、幸福とは主観的なものであり、夢や欲望を捨てれば人は容易に幸せになれます。
中途半端が一番不幸です。
夢を見ることで現状に満足できず、覚悟を決められないために夢を実現できない。
ずっと不幸な感覚を抱いたまま日々を過ごすことになります。
自分から大きな収入や自由を本気で掴み取りに行くのか、これまで通りの生活に満足できるよう夢や欲望を捨てるのか、早めに選択することをお勧めします。
やはり僕の立場としては、前者を選んでいただきたいと思っています。
それが可能であることを僕自身の経験から知っているからです。
自由のないサラリーマンなんかやめてしまえと思っています。
もちろん、サラリーマンでしかできない仕事があり、サラリーマンを素晴らしいものだと感じている人がいることも理解しています。
そういう人は存分にサラリーマンを楽しんでいただければと思いますが…。
先日、会社の飲み会にお誘いいただきましたが、お断りさせていただきました。
プライベートの人間関係を優先したのです(彼女とのデートの約束があったので…!)。
なぜそんな自由な選択が可能なのかと言えば、サラリーマンと並行して自分のビジネスを展開しているからです。