「自分らしく生きたい」
そう思っても、まわりの空気や期待に合わせてしまって、
なかなか“素の自分”でいることが難しい——。
この記事では、自分のままで生きる力を育てていくための、
日々の小さな「心の筋トレ習慣」を紹介します。
この記事でわかること
- 自分のままでいることは“勇気”がいる
- 心の筋トレ①|1日1つ「本音」を書き出す
- 心の筋トレ②|「やりたくない」を許可する
- 心の筋トレ③|“よくがんばった”と言ってみる
- 心の筋トレ④|比べる相手を「昨日の自分」にする
- 心の筋トレ⑤|感情の波に「名前」をつけてみる
自分のままでいることは“勇気”がいる
自分らしく生きたい。
でもその一方で、他人にどう思われるかが怖い。
無理をしないこと・いい人をやめること——
それは時に「わがまま」や「逃げ」と思われそうで、怖くなるのも当然です。
だからこそ、「心の土台」を日々整えていくことが大切なのです。
心の筋トレ①|1日1つ「本音」を書き出す
・疲れてたのに、無理して返事しちゃった
・本当は今日、誰にも会いたくなかった
そんな“言えなかった気持ち”を、ノートやメモにそっと書き出してみましょう。
書くことで「本当の自分」に気づく習慣がつきます。
参考:American Psychological Association|Writing as Emotional Therapy
心の筋トレ②|「やりたくない」を許可する
「行きたくない」「やりたくない」と思ったとき、
その気持ちを押し殺すのではなく、「そう感じてもいい」と認める練習を。
感じることは自由です。
その自由を否定しないことが、“自分軸”の強化になります。
心の筋トレ③|“よくがんばった”と言ってみる
誰かに言ってもらう前に、まずは自分に言ってみる。
- 朝ちゃんと起きられた
- しんどかったけど出勤した
- つらかったけど人と関わった
それだけで、十分です。
セルフコンパッション(自分へのやさしさ)を育てることは、
ストレス耐性の強化にも効果があるとされています。
参考:Self-Compassion by Dr. Kristin Neff
心の筋トレ④|比べる相手を「昨日の自分」にする
他人と比べると、自信はなくなってしまいます。
でも、「昨日よりちょっと早く起きられた」とか、
「少しだけ気分がラクだった」など、
自分の中の“ささやかな前進”に目を向けてみてください。
心の筋トレ⑤|感情の波に「名前」をつけてみる
「なんかモヤモヤする」
「ちょっとイライラ」
「今日は安心してる気がする」
こんなふうに、湧き上がる感情に名前をつけることで、
自分の内面と丁寧に向き合う力が育っていきます。
参考:Greater Good Science Center|Labeling Emotions
まとめ
“心の筋トレ”は、誰かに見せるためのものではありません。
自分とつながり、自分を守るための小さな習慣です。
完璧じゃなくていい。
少しずつ、“本当の自分”と仲良くなる時間を積み重ねていけたら、
「自分のままでいること」が、すこしだけラクになっていきます。