こんにちは、よしだです。
「自分の得意なことや専門性を活かして起業したい」という考えは多くの人にとって魅力的です。
「好きなことで生きていく」というフレーズがかなり昔にはやった記憶がありますが、
確かに趣味や経験を活かしながら仕事ができれば楽しいし、長続きしやすいです。
しかしその考えに固執しすぎると、
結果が出るまでの道のりが遠回りになってしまう可能性もあります。
特に「お金になりにくい専門性」にこだわることはかなり危ないと思ったほうがいいです。
世の中には需要が限られていたり、
収益化が難しかったりする分野も多いため、
せっかく勇気を出して起業しても思うように収益を上げられないことがあります。
たとえば、小説を読むことが好きだからといって、
小説関連のビジネスで月収100万円を目指すのは容易ではありません。
では、どのようにすれば起業で成功しやすくなるのでしょうか?
この記事では、特技や専門性にこだわりすぎるリスクと、
成功しやすい専門性の選び方について詳しく解説します。
お金になりにくい専門性の落とし穴
収益化の難易度が高い分野がある
すべての専門性が収益につながるとは限りません。
たとえば、さっき言った「小説が好き」という専門性は、
直接的にビジネスにつなげるのが難しい分野のひとつです。
小説に関するYoutubeやSNSを運営し、
Amazonアフィリエイトで稼ごうと考えても、
書籍のアフィリエイト報酬率は1%程度。
1000円の本が売れたとしても、
わずか10円の収益にしかなりません。
また、個人が出版社を立ち上げるのもハードルが高く、
大手出版社と競争するのは至難の業です。
もちろん、戦略次第で成功する方法はあるかもしれませんが、
一般的には収益化が難しく、
時間がかかるビジネスモデルです。
市場規模と競争環境を考えないと失敗する
あと、「好きだから」という理由だけでビジネスを始めると、
市場の大きさや競争環境を見落としがちです。
たとえば、自転車が好きだからといって自転車関連のビジネスを始めても、
市場が小さかったり、
競合が多すぎたりすると結果を出すのが難しくなります。
ビジネスを成功させるには、
- 「どのくらいの市場規模があるのか」
- 「競争相手がどれくらいいるのか」
- 「自分がその中でどのように差別化できるのか」
を事前にリサーチすることが重要です。
「好きなこと」と「稼げること」は必ずしも一致しない
「好きなことを仕事にすれば楽しい」というのは確かに魅力的ですが、
それがすぐにお金につながるかと言われると微妙です。
たとえば、料理が好きな人が飲食店を開業するのは一見魅力的ですが、
飲食業は初期投資が大きく、
競争が激しい業界でもあります。
一方で、好きなことを間接的に活かす方法もあります。
たとえば、「料理が好きだから料理教室をオンラインで運営する」や
「レシピをデジタルコンテンツとして販売する」といった形なら、
比較的低コストでスタートできます。
お金になりやすい専門性の選び方
お金になりにくい専門性にこだわるのではなく、
「お金になりやすい専門性」を身につけることで、
起業の成功確率を高めることがある程度できます。
では、どのような専門性を選べば、
より短期間で収益を生み出せるのかっていうところを書いていきます。
需要のある市場を狙う
成功しやすいビジネスを作るためには、
さっきもちらっと触れたかもしれませんが、
「需要が高い市場」を選ぶことが重要です。
どれだけスキルがあっても、
そのスキルを求める人が少なければビジネスとして成立しません。
たとえば、以下のような分野は比較的需要が高く、
お金に結びつきやすい傾向があります。
需要が高い分野の例
- Web制作・デザイン:企業のWebサイト作成、ECサイト構築
- プログラミング・ソフトウェア開発:業務効率化ツール、アプリ開発
- マーケティング・広告運用:SEO対策、SNS運用、広告運用代行
- コピーライティング・セールスライティング:LP(ランディングページ)制作、広告文作成
- オンライン教育・コンサルティング:スキル講座、コーチング、オンラインスクール
- 投資・金融関連:FX・株式投資アフィリエイト、資産運用コンサルティング
これらの分野は、企業や個人が常に必要としているスキルであり、
学びさえすれば比較的短期間で収益化ができます。
収益モデルを考える
ビジネスを始める前に、「どのようにお金を生み出すのか?」を明確にすることが重要です。
単に「好きなことを仕事にしたい」と思うだけではなく、
以下のような収益モデルをしっかりと考えましょう。
成功しやすい収益モデルの例
- 高単価サービスを提供する:1件あたりの単価が高いと、少ない顧客でも十分な収益を得られる。(例:ホームページ制作、コンサルティング)
- スケールしやすいビジネスを選ぶ:自分の時間を切り売りするのではなく、デジタル商品やオンライン講座など、無限に販売できるものを作る。(例:情報商材、オンラインスクール)
- サブスクリプションモデルを活用する:定期課金のビジネスは安定した収益が見込める。(例:オンラインサロン、会員制サービス)
- アフィリエイトや広告収入を得る:自分の商品がなくても、他社のサービスを紹介して報酬を得る。(例:ブログ、YouTube、SNSアフィリエイト)
「今すぐ」できることから始める
あと、これはよく普段コンサルしていてめちゃくちゃ聞く声でもあるのですが、
「特技や専門性がないから起業できない」というもの。
実は特技や専門性は後から作ることができます。
たとえば僕の知り合いで、ノウハウとかスキルが空っぽだけど
やる気だけ人一倍あるやつがいるんですけど、
ある日会社で働くのが嫌になって起業を決意したものの、
最初はお金に換えられるスキルを持っていませんでした。
しかし、需要がある分野(ホームページ制作)に注目し、
ゼロから学び始めました。
その結果、3ヶ月後には見栄えの良いホームページを作れるようになり、
ビジネスをスタートできたのです。
このように、「最初から専門性がある必要はない」ということを理解し、
需要がある分野を選んで学びながら実践していくことが成功の近道となります。
短期間で専門性を作り、稼げるようになる方法
「専門性を活かして起業したいけれど、今のスキルでは稼げる自信がない…」
こう考えている人は多いかもしれません。
しかし、実は専門性は後から身につけることができ、
短期間でお金に換えることも可能です。
以降では、 最短で専門性を作り、収益化するための具体的な方法を
解説します。
最初の3ヶ月で専門性を作る戦略
専門性は 「学ぶ → 実践する → 発信する」 のサイクルを回すことで、短期間で確立できます。
ステップ①:市場が求めるスキルを選ぶ
すべてのスキルを学ぶ時間はありません。 「すぐに収益につながりやすいスキル」をピックアップ します。
以下のスキルは、短期間で学びやすく、需要も高いのでおすすめです。
- Web制作(HTML / CSS / WordPress) → 企業や店舗向けのホームページ制作
- ライティング(SEO記事・セールスライティング) → ブログ記事作成、広告コピーライティング
- プログラミング(Python・JavaScript) → 自動化ツール開発、業務システム開発
- 動画編集(Premiere Pro・CapCut) → YouTube編集、広告動画制作
- SNSマーケティング(Instagram・TikTok・X) → 企業のSNS運用代行
たとえば「デザインやプログラミングは苦手…」という人でも、 SEOライティング や SNS運用 ならすぐに始めやすいでしょう。
ステップ②:3〜5冊の専門書を読む
完全な初心者が最短でスキルを学ぶ方法は、 体系的な知識を本から得ること です。
YouTubeやブログ記事も有効ですが、
情報が断片的になりがちなので、
まずは 「基礎が1冊で網羅できる本」 を最低3冊読むと良いでしょう。
いかにおすすめを置いておきます。
たとえば、Web制作を学ぶ場合:
- 『1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座』
- 『WordPressデザインレシピ集』
- 『沈黙のWebライティング』
ライティングを学ぶ場合:
- 『10倍売れるWebコピーライティング』
- 『ザ・コピーライティング』
- 『SEO対策の教科書』
このように、短期間で集中的に学び、知識を整理しておくことが大切です。
ステップ③:実践しながらスキルを定着させる
インプット(学習)だけでは専門性は身につきません。
実際に手を動かし、アウトプットすること でスキルが身につきます。
たとえば…
- Web制作なら、架空のクライアントを想定して3つのサイトを作る
- ライティングなら、実際にブログを開設して10記事書いてみる
- プログラミングなら、簡単なツールを作って知り合いに使ってもらう
この時点では 「完璧にできること」よりも「実際にやってみること」 が重要です。
ステップ④:実績ゼロでも発信する
「実績がないから仕事が取れない…」と考えがちですが、 実績は作るものです。
たとえば…
- 学んだことをTwitter(X)で発信する(「今日学んだWebデザインのポイント3つ!」など)
- ポートフォリオサイトを作る(架空の案件でもOK)
- 「最初の3件は無料でやります」と募集する
最初の1〜3件の仕事を獲得できれば、それを実績として発信し、次の案件につなげることができます。
初収益を得るための具体的なアクションプラン
専門性を学びながら、
最短で収益を得るには 以下の3つの方法 がおすすめです。
方法①:クラウドソーシングで案件を受注する
初心者でもすぐに仕事を受けられるのがクラウドワークスやココナラなどのクラウドソーシングです。
✅ おすすめの仕事ジャンル
- ライティング(SEO記事作成・ブログ記事)
- Web制作(HTML / CSS / WordPress)
- 動画編集(YouTube動画カット・テロップ入れ)
- SNS運用(企業のInstagram・X運用)
まずは 単価が安くても良いので1〜3件こなして実績を作る ことを目標にしましょう。
方法②:知り合いの起業家・経営者にアプローチする
「誰か知り合いに仕事を依頼できる人はいないか?」と考えてみましょう。
たとえば…
- 友人が経営しているお店のSNS運用を代行
- 知人の会社のホームページを作成
- 起業家向けに簡単なWebツールを提供
意外と身近なところに「Webサイトを作りたい」「SNSを活用したい」と考えている人はいるものです。
方法③:Twitter(X)・ブログで発信しながら案件を獲得
SNSを活用して「私は〇〇ができます!」と発信することで、案件を獲得しやすくなります。
たとえば…
- 「#Web制作初心者」タグをつけて学習過程を発信
- ブログで学んだことや実績をまとめる
- 「ポートフォリオを公開しました!」と投稿する
実際に 「Twitter経由で仕事を獲得した」という事例は非常に多い ので、積極的に活用しましょう。
まとめ:お金になりやすい専門性を身につけ、最短で行動すべし
- 特技や専門性は後から作ることができる
→ 「今持っているスキル」に固執せず、「お金になりやすいスキル」を選ぶ - 3ヶ月で専門性を作る戦略
→ 学ぶ(本・動画でインプット)→ 実践する(手を動かす)→ 発信する(SNS・ブログ) の流れを徹底 - 初収益を得るための具体的な方法
- ✅ クラウドソーシングで案件を受注
- ✅ 知り合いの経営者・起業家にアプローチ
- ✅ Twitter(X)やブログで発信して案件を獲得
最初は 「知識ゼロ」でも問題なし!
大切なのは 「何を学ぶか?」よりも「どう行動するか?」 です。
「好きなこと」だけにこだわるのではなく、
市場のニーズに応じたスキルを身につけて起業することで、
より早く自由な働き方を手に入れられるでしょう!